虫嫌いがセブに来たら気が狂いそうになった話
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虫と人間との終わりなき戦い 初めまして。
セブ島留学に来て2週目が経ったmieです。
今回はフィリピンにおける虫と私との壮絶な戦いに関してお話ししたいと思います。
虫嫌いでも留学したい 私がどれくらいの虫嫌いかというと
・どれだけ小さい虫でも誰よりも早く気づく
・蟻が自分の近くを這うのが許せない
・Gが部屋にいると思うと一睡もできない
・外を歩くときは常にGに対して警戒心MAX
といった感じです。
ちなみに虫に対する対応力はこの程度のレベル。
・蟻なら直接攻撃できる
・中くらいのGなら相当頑張ればスプレー等で攻撃できる
・ただし一定以上の大きさのあるGは遠目から見ただけでガクブル
・無理すぎて悲鳴をあげることすらできない
それでも一応田舎の出身で「虫を見る」ということに関しては比較的慣れている方なので、
「まあ、数週間の滞在なら大丈夫だろう」
と高を括っていたのです。
それが悲劇の始まりだとも知らずに……。
スーパーがGだらけ 私が最もショックを受けたのが「スーパーがGだらけ」という現実でした。
部屋や外の道、語学学校で多少遭遇することに関しては覚悟していたのです。
けれど、スーパーに関しては完全に想定外でした……。
学校から一番近いショッピングモールの中に大きなスーパーが入っており、私達学生は日用品の買い足しやちょっとした雑貨の調達などによく利用していました。
外観も立派で、とても綺麗に見えるモールです。
ここなら安全だろう、と私は完全に気を抜いていました。
しかし、ある日私は見てしまったのです。
ドライマンゴーを取ろうと伸ばした手の2センチ先に、大物が一匹。
そしてそのすぐ右にもう一匹。
思わず後ずさりした足元にもう一匹、いや二匹。
気がつかなかっただけで、よくよく観察したらスーパー全体がGの巣のような状態になっていました。
これだけいるのに店内がパニックにならないところを見るに、やはりこれの状態が「わりと普通」なのでしょう。
これが部屋なら何らかの対策もできましたが、ここはスーパー。
頼れるGAYGONのスプレーを撒き散らす訳にもいきません。
「奥の商品が欲しいけれど、手を伸ばした先にはGがいるかもしれない……」
そんな考えばかりが頭をよぎり、ついに私はそのスーパーで買い物をすることができなくなりました。
蟻からは逃れられない セブで多く見かけるのはGばかりではありません。
私が住んでいる寮は比較的古く、「多少蟻が出るが、部屋でお菓子を食べたりしなければ大丈夫」ということは事前に了承していました。
まあ、蟻くらいなら……。
ちゃんと綺麗にして使えば……。
そう思っていたのも束の間、私は現実を知ることになるのです。
まず私が思い知らされたのは、
たとえ自分が部屋を綺麗に使っても、蟻は他の部屋や廊下から入ってくる
ということでした。
「いつもこのあたりの壁に蟻がいるなあ……」
ある日壁や床に数匹の蟻がいることに気づいた私は、どこから蟻がやってくるのか調べ、巣が見つかれば入り口を塞いでしまおうと考えました。
そして蟻の行く末を観察していた私はあることに気づきます。
「この部屋、至る所に他の空間に続く隙間がある」
そう、蟻はこの部屋に巣を作っていたのではなく、廊下や隣の部屋からやってきていたのです。
どれだけ綺麗に使っていても蟻が減らないはずです。
床や壁を少し歩いているくらいならいいのですが、私は蟻がベッドにいるのは我慢ができないタイプ。
スタッフや学校の先生にも相談し、蟻対策用のチョーク(もちろんbaygon製)を使用することでベッドを守るようにしました。
しかし、数が数なので、当然たまにはベッドに来ることもあります。
そしてその小さな蟻が、さらなる悲劇を引き起こしたのでした。
ファントム・インセクト こんな経験をしたことはありませんか?
たくさんの虫を見てしまった後、ふと自分の肌にも虫がとまっているように感じてしまう。
けれど、そこには一匹もいない……。
私はこの現象を(勝手に)ファントム・インセクトと呼んでいます。
自分が寝ているベッドに蟻がいるかもしれない不安は、私の体に度々この「ファントム・インセクト」を引き起こしました。
ある夜、眠ろうとした自分の足にゾゾッと違和感が。
もしかして蟻? と思ってすぐに確認してもそこには一匹もいない。
床や壁を這う蟻を見た後は、こんな出来事が度々起こりました。
もちろん、そんな夜は安眠できるはずもなく……。
私はたびたび寝不足で朝を迎え、先生からも心配されるように。
今は少し慣れたのか? 少しは落ち着きましたが、やはり廊下などで大量の蟻を見た後はこの症状が起こりやすいです。